母乳育児をしていると、
「そろそろ卒乳したほうがいいのかな?」と迷う瞬間がやってくることがあります。
乳房のトラブル、仕事復帰、離乳食を食べてくれない、夜中の授乳がつらい……。
中には「わがまま子になるよ」「自立できないよ」と周囲に言われて悩んでしまう方もいるかもしれません。
日本では1歳〜1歳半で卒乳する方が多いと言われていますが、世界的に見ると平均卒乳年齢は4歳ごろ。
「卒乳の正解の時期」は一つではなく、本当にさまざまです。
だからこそ、迷う気持ちは自然なことなんです。
卒乳を考えるきっかけ

ママたちが卒乳を意識する理由は人それぞれですが、よく聞かれるものはこんなものです。
- 乳頭や乳房のトラブル(痛みや詰まりなど)
- 仕事復帰を控えている
- 離乳食をなかなか食べてくれない
- 夜間の授乳がつらい
- 「そろそろやめたほうがいいのでは」と周囲から言われる
どの理由も決して間違いではなく、大切なのは「ママと赤ちゃんに合ったタイミングを見つける」ことです。
卒乳前に確認してほしい5つのポイント

卒乳を考えたときに、次の5つを見直してみましょう。
1.ママの気持ちはどう?
本当は続けたいのか、それとも体力的につらいのか。まずはママの本当の気持ちを知ることが大切です。もし母乳育児を続けたい気持ちが残っているのにさまざまな理由から「やめたい」と思っているにであれば、「卒乳した時にご自分が笑顔でいられるか」を考えてみることがおすすめです。
2.卒乳すれば解決する?
その「やめれば離乳食を食べてくれる」「夜間授乳をやめたら寝てくれる」というのは必ずしも正しくありません。ましょう。期待する変化がなかった時に、ご自分はどう感じるのか一度想像してみましょう。
3.子どもの月齢や気持ちは?
授乳が心の安心材料になっていることもあります。
やめるときに子どもがどう感じるかも考えていきます。
少しお話しできる年齢に卒乳するのであれば、本人に聞いてみるのもおすすめです。
また、卒乳をした後の食事のことを考えて行く必要があります。卒乳したからといって食事量がすぐ増えるとは限らないからです。
とくに月齢が低い場合はミルクを哺乳瓶で飲むことができることや離乳食の進み具合や食べる量などを確認していくことは大切なポイントです。
4.卒乳の方法はいろいろある?
自然にやめていく子もいれば、計画的に卒乳を目指する方法もあります。
卒乳の方法は一つではなくていろいろな方法があります。「このやり方しかない」と思わなくても大丈夫です。
卒乳を手伝ってくれるスマホアプリなどもあるため、使ってみるのもおすすめです。
5.家族の協力体制はあるか
卒乳期はぐずりや泣きが増えることもあります。また母乳を飲みたいことを忘れる時間を作るのに、ご家族に協力していただけるとご自分の心の負担も軽くなります。
また家族が直接サポートできなくても、「卒乳すること」を尊重してくれているかも大切です。
家族の気持ちが同じ方向を向いていると、卒乳を進める中でママに気持ちがとても軽くなり、安心して進めやすくなるからです。
サポートしてくれる人がいると安心です。
助産師としてお伝えしたいこと
卒乳のタイミングに「正解」はありません。
ママと赤ちゃんの数だけ、それぞれの答えがあります。
「やめなきゃ」と焦らなくても大丈夫。
周囲の声に揺らされる必要もありません。
大切なのは「ママと赤ちゃんの気持ち」です。
その気持ちを軸にすれば、どんな形であっても卒乳は素敵な思い出になります。
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