妊活中は、ちょっとした体調の変化にも敏感になりますよね。私も「今回は違うかも?」と期待した月が何度もありました。この記事では、妊娠した時とそうでなかった時の月経予定日前の体調を、自分の経験をもとに比較してみました。
はじめまして。助産師として働きながら、2人の子どもを育てている育ママです。
このブログでは、妊活から妊娠・出産、そして子育てまで、私自身が経験したリアルな体験を綴っています。
読んでくださる方の心が「ゆるっとふわっ」と軽くなって、少しでも笑顔が増えるような場所になれば嬉しいです。
妊娠しなかった月の体調(普段の月経前の体調)

まずは、妊娠していなかった月の、私の月経前の体調についてお話します。
生理の約1週間前から、次のような症状があらわれます。
- 頭痛
- 食欲の増加
- 昼夜問わず眠気が強くなる
- 下腹部の鈍痛(特に生理の3日前頃から
- 体のだるさ
- おりものの量が少し増える
- 乳房の張り
- 頻尿やお通じの変化(やや良くなる傾向)
心の面では、下腹部痛が強い時にイライラしやすくなることもあります。
ただ、妊活中に漢方薬を服用するようになってからは、こうした気分の波は以前よりも穏やかになり、月経周期に左右されにくくなりました。
妊活中は毎月、自分の体の変化にとても敏感になっていました。
ある月は、いつもより体が火照る感じが強く、だるさも普段以上に重く感じました。基礎体温も高温期が16日目まで続いたため、「今回は妊娠できたかも」と期待しました。
しかし、17日目に体温が下がり、そのまま月経が来たのです。妊活を始めて1年ほど経った頃で、あのときのショックは今でもはっきり覚えています。
妊娠した月の体調

次に、妊娠していた月の体調についてご紹介します。1人目・2人目ともに、妊娠が成立していた月には「いつもと違う」と感じる体のサインがいくつかありました。
- 月経1週間前からの吐き気
- 月経予定日3日前から薄い茶~ピンク色のおりもの
まず、月経予定日の1週間ほど前から吐き気がありました。
この吐き気は、その後始まったつわりの前兆だったと、今振り返ってもはっきり覚えています。
特に印象的だったのが、2人目の妊娠のときです。
私は甘いものが大好きなのですが、その時は月経予定日の1週間ほど前から甘いものを食べると強い吐き気を感じるようになり、「これはいつもと違う…」と感じました。
さらに、2人目の妊娠では月経予定日の3日前くらいに、薄い茶色〜ピンク色のおりものが出ました。
当時は基礎体温を測っていなかったため、「もう生理が来るのかな?」と思いましたが、量はごくわずかで1日で終わったため、後から振り返ると着床出血だったのかもしれません。
一方、1人目の妊娠のときは基礎体温を記録していたため、体温の変化から気づいたこともあります。
高温期が17日以上続いていたため、この時点で「妊娠している」と確信できました。
よく言われるような「インプランテーションディップ(着床時に体温が一時的に下がる現象)」や「基礎体温が2段階で上がる」といった変化は、私には見られませんでした。
妊娠検査薬は、月経予定日を3日ほど過ぎてから使用するようにしていました。
毎回、月経予定日から使えるタイプの検査薬を用意しておき、焦らずにタイミングを見て試していました。
妊娠を体験して気づいたら

妊娠した月と、そうでなかった月には確かに体調の違いがありました。けれど、1人目のときは体の変化だけでは妊娠を確信することはできませんでした。
SNSやネットで「妊娠した時のサイン」についてたくさんの情報が出ていますが、実際のところ、本当に個人差が大きいと感じています。
私自身の体験を振り返っても、「これがあれば妊娠している」と断言できるものはなかったように思います。
ただ一つ、基礎体温はとても参考になりました。当時は夜勤もあり、排卵のタイミングを予測するのは難しかったのですが、「低温期と高温期の差」や「月経が始まる前に体温が下がる」という変化ははっきりとわかりました。
月経が来るときは、基礎体温が下がったその日か翌日には始まっていたのです。
助産師として働いていた私も、妊活中はたくさんの情報を検索し、「これはいつもと違うかも」と体調の変化に期待しては、月経が来て落ち込む……そんな繰り返しの日々でした。
ときには、「私には妊娠できないのかもしれない」「私は価値のない人間なんじゃないか」――そんなふうに自分を責めてしまうこともありました。
必死になりすぎて、心も体もボロボロになりそうだったこともあります。でもそのとき、私は改めて気づいたのです。助産師であっても、私はひとりの人間なんだと。
それでも私が前を向けたのは、助産師としての経験が支えになっていたからです。妊活を長く続け、不妊治療をやめたあとに、思いがけず自然妊娠された方たちを実際に何人も見てきたからです。「何が起こるかわからない」「妊活を続けている限り、可能性はゼロじゃない」――このことを私は、誰よりも信じることができました。
だから今、妊活をがんばっているあなたに伝えたいのです。
妊娠できるかどうかは、誰にもわかりません。けれど、妊活をやめない限り、可能性は続いていきます。妊活の終わりは、医師でも家族でもなく、あなた自身が決めることができるのです。だからこそ、どうか「主導権は自分にある」ことを忘れないでいてください。
あなたの心が少しでもふわっと軽くなり、前を向くきっかけになりますように。
まとめ
今回の記事では、妊娠した月としなかった月の体調の違いや、妊活中の心の揺れ動きについて、私自身の体験をもとにお話ししました。
体調の変化には個人差が大きく、「これがあれば妊娠している」とは一概には言えません。
それでも、体の声に耳を傾け、自分なりの変化に気づいていくことは、妊活の中でとても大切なことだと感じています。
このブログが、同じように悩んだり迷ったりしている方の心に寄り添い、少しでも希望や安心につながれば嬉しく思います。
焦らなくて大丈夫。
主導権はあなたにあります。あなたの歩むペースで、これからも歩んでいけますように。
項目 | 妊娠していなかった月 | 妊娠していた月(1人目・2人目) |
頭痛 | 月経予定日1週間前からあり | 特に変化なし/同様に感じる月もあった |
食欲・吐き気 | 増加/吐き気なし | 月経予定日1週間前から軽い吐き気あり。特に2人目は甘いのに強く吐き気を感じる |
眠気 | 昼夜問わず強くなる | 特に変化なし |
下腹部痛 | 3日前ごろからあり | 特に変化なく3日前ごろからあり |
おりもの | 少し増える | 1人目:特に変化なし 2人目:月経予定日3日前に薄い茶~ピンクのおりもの(着床出血?) |
乳房の張り | あり | 1人目:あったが妊娠していない月と大きな差はなかった 2人目:卒乳後で不明 |
体にだるさ | だるくなる | だるくなるが大きく変化なし |
火照り感 | 通常あり/月によって変化あり | 火照りはあったが通常時と変化なし |
頻尿・お通じ | 頻尿あり/お通じやや良くなる | 気になる変化なし |
基礎体温の変化 | 高温期16日までに下降→月経開始 | 高温期18日以上継続→妊娠確信 |
妊娠検査薬の使用のタイミング | 使用前に基礎体温下降で月経開始 | 月経予定日+3日で陽性確認 |
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