― 自分を大切にすることが、家族の笑顔につながる ―
産後の生活は、想像していた以上に心も体も揺れやすく、ちょっとしたことで気力が尽きてしまうことがありますよね。
特に、2人育児・年子育児・ワンオペ育児などは、毎日の変化に追われるだけでいっぱいになることも。
私自身、2人目の産後はまさに“嵐のようなスタート”でした。
私の産後に起こったこと
退院して たった2日後。
上の子が突然39℃の高熱を出しました。
その風邪がようやく治ったと思ったら、すぐにこども園への入園が始まり……。
入園後は環境の変化もあってか、鼻風邪を何度ももらい、中耳炎にも。
そのたびに病院に行き、薬を飲ませ、夜中の看病。
そして、その風邪は当然のように下の子にも移ってしまいました。
私は産後の回復途中。
けれど、ゆっくり横になる時間もほとんどなく、
「一体いつ休めばいいの？」と涙が出そうな日もありました。
週に2回は病院へ、抱っこで移動しながら上の子を追いかける日々。
自分の体力が削られていくのを感じながらも、
“ママだから頑張らないと”と無理をしていた時期でした。
こんな中で気づかされたのが、次の3つの大切なことです。
① 寝る・休むこと
産後の体は、思っている以上にダメージを受けています。
「寝るだけで回復するなんて…」と思うかもしれませんが、実はこれが一番効果的。
・家が多少散らかっていてもOK
・ご飯が簡単なものでもOK
まずは横になること。
ママの体力は、家族の生活そのものを支える大事な土台だからです。
② SOSを出すこと
“助けて”と言うことは、弱さではありません。
むしろ、家族を守るために必要な力です。
・パートナーにお願いする
・実家や友人に頼る
・プロの手を借りる（助産師・産後ケア）
どれも悪いことではなく、むしろ“賢い選択”。
私自身、無理をしすぎたことで体調を崩し、
「もっと早く頼ればよかった…」と強く感じました。
③ 心地よいマイルール以外は手放す
産後は“完璧にこなす”なんて不可能です。
むしろ、できないのが当たり前。
・毎日バランスの良い食事
・家事をすべてこなす
・きちんとした生活リズム
全部やろうとすると苦しくなってしまいます。
必要なのは「私と家族にとって心地よいかどうか」。
心地よいマイルールだけを残して、
それ以外は遠慮なく手放していいんです。
自分を大切にすることは、家族を笑顔にすること
産後は、どうしても“自分のことは後回し”になりがち。
でも、本当に大切なのは ママが元気でいられること。
ママが無理をしないで過ごせる環境が、
結果的に家族全員の笑顔につながっていきます。
あなたがゆっくり休み、助けを求め、
できないことを手放していい理由は、そこにあります。
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